アラスカ州ノーム。夫を何者かに殺害された心理学者のアビゲイルタイラー博士ミラジョヴォヴィッチは夫の遺志を継ぐために夫がしていた研究を続けている。そのためこの地域特有の不眠症の患者たちのカウンセリングを行っているのだが、見知らぬ者同士の患者たちが一様に眠れない夜にフクロウを見たと証言していた。その証言を裏付けるために催眠療法を施した患者がその夜家に帰って謎の言葉を発し、妻子を殺害し自らも自殺してしまう。
さらにその真相を追うための他の患者のカウンセリングを続けながら、別の角度からも謎を追う博士だったが、、、
まず映画の初めにミラが画面に現れ「こんにちは、ミラジョヴォヴィッチです」と言ったからびっくりした。なんじゃ?と思って見ていると「これから皆さんに実際に起きた事件のビデオをお見せしながら物語を進行します。実際のビデオには衝撃的な映像が含まれています。最後に判断するのはあなた次第です」とかなんとか言うもんだからさー、信じちゃったじゃんよーーーーー!!!
このアビゲイルタイラー博士のインタビューってのと、彼女が行った患者へのカウンセリングやら催眠療法の映像やらが映画の場面と並行して2画面にして映し出されるわけよ。公開時のマーケティングを知らなかったワタクシは途中まで真剣に信じてたよ。こっええーーー!と思いながら見てたよ。
途中のシュメール語がどーたら、アブダクトがどーたらって言うところまではね。。。
そのあたりからちょっと雲行きが怪しく思えてきて、“本物の”タイラー博士のインタビューを見ていたら、この人どう見ても“演技”してるよねーと思えてきた。あー、そういうことかー。これ「ブレアウィッチプロジェクト」とかとおんなじでこの「本物です」って言ってる映像も全部ウソなわけねー、ということが分かりました。これをネタバレしちゃうと面白くもなんともなくなっちゃいますね。すみません。
映画の評価としてはネットのレビューとか見てもらったら分かりますが、良くはありません。ワタクシもそんなに良い点をつけるつもりは全然ないんだけど、見ている最中はなんか面白かったんだよねー。患者たちに起こる現象とかも怖かったし。実話の映画化によくある後日談的な説明を最後にテロップで流すってとこまでやってて真実味出してたし。アブダクトとか信じないタイプのワタクシでもそう感じたんだから信じている人はもっと面白いかも。このブログに取り上げるほどかどうかってのは難しいところだけど、実際楽しんで見たことは事実なので取り上げることにしました。ミラジョヴォヴィッチ好きだし、ひいき目も大いにありますが。アクションしてない彼女もたまには見たいというミラファンにオススメです。
オマケ一応このブログでは日本で一般的に使用されている「ミラジョヴォヴィッチ」と表記していますが、ミラ自身は故郷のウクライナ(キエフ)での発音にこだわっていてアメリカでも「ミラヨヴォヴィッチ」といつも自己紹介しています。この作品の冒頭で本人が発音しているのが聞けるので聞いてみてください。
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THE 4TH KIND フォースカインド
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